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ルイージ

出典: マリオペディア

ルイージ (LUIGI) は、任天堂のゲームに登場する架空の人物である。

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[編集] ルイージ

[編集] プロフィール

誕生日:1981年9月13日(日) 人種:イタリア系アメリカ人

[編集] 位置付け

世界のスーパースター、マリオの双子の弟である。初期作品ではマリオが1プレイヤー用キャラ、ルイージが2プレイヤー用キャラという位置付けであった。近年でも地味で報われないような役が多く、マリオシリーズにおいては別の意味で存在感を放っているキャラクターである。主な異名に“永遠の2番手”“緑の人気者”がある。

[編集] 名前の由来

名前は任天堂の米国法人 (Nintendo of America, NOA) の社員が付けたものである。イタリア人に多いかつ語呂の良い名前を模索した結果、『ルイージ』となった。一部流布している『宮本茂が「マリオの類似(るいじ)やからルイージでええんちゃう」と言ったために決まったことに由来する[1]』というのは後付の通説である。 しかし、そのように付けられた名前が結果として上記の誤説を生み出し、それが信用され広く浸透してしまったのもいかにもルイージらしいエピソードと言える。

[編集] 人物

性格は穏やかで心優しいが、やや内気かつ臆病である。最近では、天然でおっちょこちょいな一面が目立つ。他にも、日記を付けていたり(『マリオストーリー』より)、帽子は手洗いに限る(『ルイージマンション』より)といった拘りを持っていることから、マメな性格であるとも推察できる。一人称は「ボク」(任天堂の公式での場合。ただしアニメ版等では「オレ」の場合もある)で、基本的に柔らかめの口調で喋る。お化けや怪物といった類のものが大の苦手。

マリオ双子の弟なので、マリオと同い年であり、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』で見られるフィギュアの説明によると26歳前後である(ただ厳密に言うと詳細な設定は存在しない)。ただし、映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』においては孤児だったところをマリオに育てられたことにより年の離れた義理の兄弟(ルイージは「父親でもあり兄さんでもあり」と発言)ということになっている。

[編集] 外見的特徴

登場初期はマリオと色違いなだけで全く特徴に違いの無いキャラクターであったが、後の作品では双方を区別するために兄より長身で痩せ型とされ、髭の形も変えられた。

マリオとは双子であるため、声優はマリオの声と同じチャールズ・マーティネー (Charles Martinet) が務めており、『マリオカート64』から『マリオパーティ2』までは甲高い声で、『マリオゴルフ64』以降は低めの声になっている。『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』では水島裕が、OVA『アマダアニメシリーズスーパーマリオ』では龍田直樹が声優を務めていた。

[編集] マリオとの違い

[編集] 個性を見出すために

初期の作品では、ゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』など、後に一人立ちするマリオの相棒として登場したが、姿も能力も全くと言って良いほど違いがなかった。業務用の『マリオブラザーズ』でプレイ上の識別のためにマリオの色違い(緑のシャツに白のツナギ・帽子)のキャラクターが登場し、これが今の"緑のルイージ"としての初登場作品となった。

シリーズを重ねるうちに、ただの2プレイヤーキャラとしてではなく、徐々にマリオとは違った個性が現れてくる。初めてマリオとの差別化が図られた作品は『スーパーマリオブラザーズ2』。この作品では「マリオに比べてジャンプ力が高いが滑りやすい」という一癖ある操作設定にされた。後に、これがマリオに対するルイージの最も基本的な違いとされ、以降のアクションシリーズでもこの設定が多用されるようになる。他にも、服装の配色がシャツ・帽子が緑、ツナギが紺色になり(『スーパーマリオブラザーズ3』から)、長身で痩せ型、マリオと髭の形が異なる、ジャンプ時に足をバタつかせる(『スーパーマリオUSA』、『スーパーマリオ64DS』等)、少し(後にかなり)気弱な性格(初出は『マリオストーリー』のルイージの日記にある記述より。本格的に出たのは『ルイージマンション』から)、多少ドジ(『ペーパーマリオRPG』から)といった、マリオとは大きく異なるルイージならではの特徴が次々と作られた。

しかし、ルイージの性格を決定的にし、また一般に広く知らしめたのは漫画家吉田戦車の功績が大きいと思われる。SFC発売前から『ファミ通』で連載されていた吉田の4コマゲーム漫画「はまり道」において、現在の彼に一部繋がる相当強烈なキャラクター付けをされていた。この単行本の帯を書いたのが宮本茂であり、「文句を言おうとしたが、そのまえに笑わされてしまった」として容認しており、任天堂本体も認めたのか『スーパーマリオワールド』の公式ガイドブックには吉田のマリオ4コマが描き下ろしで数点掲載される程だった。

スポーツ系のゲームでは、マリオ共々、平均的な能力を持つオールラウンダーとして扱われるが、マリオはパワーが若干強くなっているのに対し、ルイージはテクニックに長けているという差もある(『マリオテニスGC』では攻撃系スペシャルショットにマリオは巨大な鉄のハンマーを使用したのに対し、ルイージは巨大なピコピコハンマーを使用したなど)。

また、NINTENDO64よりマリオファミリーは声を発するようになった。当初マリオより高い声を発していたルイージだったが、『マリオゴルフ64』からは低い声で喋るよう変更され、ローテンションさが強調されるようになった(しかしそれより後の作品でも、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『マリオカートアドバンス』のように、過去作品の音声を流用している作品では一部マリオより高い声を発しているものもある)。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、ルイージが特にネガティブ色・イロモノ色が強く扱われており、攻撃時のモーションや表情などが奇妙で怪しげなものが多い。やはり地上ジャンプが高くよく滑る。密着状態で当てると一発逆転も狙えるがそうでないと隙の大きいカス当たりにしかならない「ファイアジャンプパンチ」や、1/8の確率で自滅もあり得る程の暴発が起きてしまうという(『DX』のみ。『X』では暴発の威力は抑えられ、自滅はほぼ無くなり扱い易くなった)「ルイージロケット」などの必殺ワザを持っており、攻守のバランスがとれたマリオに比べると癖が強く少々ギャンブル性があるキャラクターとして扱われている。
X』での各キャラ固有の強力必殺ワザ「最後の切りふだ」では「ネガティブゾーン」という、奇妙なダンスを踊るルイージを中心に奇妙な球状空間を形成する(さらにアレンジされた『ルイージマンション』のテーマ曲まで入る)ワザをくり出し、「最後の切りふだ」までも後ろ向きという“ルイージらしさ”をプレイヤーに見せつけた。しかしこれは単に見せる技ではなく、ゾーン内に入った相手は通常時より吹っ飛び易くなる上に、ランダムで様々なマイナス効果を受けてまともに動けなくなってしまう。ダンスが終わり、ルイージが動ける様になったところを、動けない相手にファイアジャンプパンチを確実に狙えるのでKOさせ易いという、強力な切り札である。
その一方で、同作品ではメタルギアシリーズロイ・キャンベル大佐に「永遠の2番手」「いわゆる日陰者」「兄に勝る弟などいない」と言われるなど、かなり酷い扱いを受けている。
また、同作品のアドベンチャーモード『亜空の使者』では、ただ歩いているだけのワドルディと戦おうとするも、怯えて道を譲ってしまい、背後からデデデに吹っ飛ばされる、というヘタレぶりを見せた。だが、その後、ひょんな事から元に戻り、マリオ達を助けるという大手柄をした。
出現条件は、『DX』以降では必ず2という数字が関連している条件が1つずつある(『DX』ではアドベンチャーモードの1-1の残り時間の秒の下1ケタが2秒のときにゴールした後に出てくるルイージに勝ってゲームクリアする、『X』では対戦を22回行うと挑戦者として出てくるので勝つ)。

主な技

ファイアボール
片手から緑色で球状の炎を生み出し、それを相手に放つ技。『スーパーマリオブラザーズ』や『マリオ&ルイージRPG2』では赤い炎を放ち、何発も連射していた。
ルイージサイクロン
その場で高速回転し、相手を連続で攻撃する技。『スマブラ64』では単発技であった。ボタン連打で浮くことが出来るので場外からの復帰技としても使える。
スーパージャンプパンチ
相手のすきをついて腹部にアッパーを仕掛け、そのままジャンプして突き上げる技。場外からの復帰技にも使える上、出だしを当てれば相手を焼くことが出来る。
ルイージロケット
気を溜めて相手に頭から突っ込む技。溜めている時間が長ければ長いほど、威力と飛距離は上昇する。1/8の確率で炎を纏い、暴発する。場外からの復帰技としても重宝する。
アピール
ルイージの有名な技。『スマブラDX』までは1%の威力だったが、『スマブラX』では2%の威力になり、メテオ効果がついた。
ネガティブゾーン
『スマブラX』でルイージの奥義とされる技。奇妙な踊りをするとともに、自分の周りに球状にネガティブ反転した空間が出現する。そこに入った相手はスローになったり、軽くなったり、眠りに就いたり、気絶したり、花が咲いたりする。

[編集] 永遠の2番手からの脱却

長年2プレイヤー用のキャラやパーティゲーム要員としての活躍しか無かった故に、「永遠の2番手」と呼ばれ続け、後発キャラのヨッシーワリオにまで主役作を先に発表されてきたルイージであるが、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズではシリーズ通して隠しキャラクターとして出演し、『ルイージマンション』では遂に念願の主役の座に就いた。これはゲームキューブ本体との同時発売タイトルでもあるという大役であった。なお、日本未発売のものでは、地理学習ゲーム『マリオ イズ ミッシング!』が初の主役であるが、任天堂はライセンス供与のみで開発・販売に関わっていない。

RPGシリーズにおける第1作目である『スーパーマリオRPG』では取扱説明書とエンディングにしか顔を見せず、『マリオストーリー』でもマリオが冒険に出ている間は、家でずっと留守番役をしているという脇役ぶりであったが、『マリオ&ルイージRPG』ではマリオの良きパートナーとなる。もっとも、冒険の先々で(マリオと同じように旧知の仲であるはずのクッパにすら)『緑のヒゲ』『頼りないヒゲ』呼ばれ、名前すら覚えられていないという悲惨な扱いを受け、海を渡る場面では、マリオにハンマーで平べったく叩き潰され、サーフボード代わりにされる(しかもルイージは水面に顔をつけているので息継ぎが出来ない状態)。これの続編にあたる『マリオ&ルイージRPG2』でも活躍を見せた。

ペーパーマリオRPG』では、エクレア姫という人物を助けるために単身冒険に出ている。しかし彼の勇姿はゲーム本編には全く収録されていない。仲間の話を聞く限り、旅先で迷惑ばかりかけていたとのことである。ただしエクレア姫は無事に救出しており、それなりに活躍していた模様。彼の冒険の内容を書いた本『スーパールイージ』シリーズが(かなり話を美化した上で)発売されており、ベストセラーになっているようだ。

スーパーマリオ64』では一切出番がなかったルイージだが、リメイク版『スーパーマリオ64DS』では操作キャラとなり、ゲーム中では64版に登場したスケスケマリオの能力を受け継いだ「スケスケルイージ」に変身することができる。また、彼特有の能力として、短時間の水面歩行などもある。しかし、これらの能力が採用されたのにはいずれも理由があり、スケスケルイージは影が薄いから、水面歩行は水に浮くほど存在が軽いからとゲーム中で語られている。また、同作品ではキノピオ達にも「マリオさんの足を引っ張らないようにがんばって」と言われる始末。

スーパーペーパーマリオ』では、ヨゲン書に書かれた予言の成否を左右する重要な人物として登場。そのため、ノワール一味に洗脳されたり、洗脳が解けた後はマリオ達の仲間となって同行するが、最後で再び洗脳されるなど、その立場は二転三転する。洗脳されている間は自ら「ミスターL」と名乗り、専用メカ「エルガンダー」と共にマリオ達の前に立ちはだかる。なお、このミスターLとなった際の性格は、マリオに対して強烈なライバル心をむき出しにするなど前述の吉田戦車が描いたルイージ像に繋がるものがある。

スーパーマリオギャラクシー』では、最初はファントムギャラクシーの館に幽閉されているが、救出に成功した後、いくつかのパワースター探しを手伝ってくれるようになる。しかし、約束通りパワースターを見つけ出し、手に入れているのはいいものの、毎回向かったギャラクシーから帰れなくなるという失態を犯している。後にルイージを救出し、彼が見つけ出したスターを受け取ると、毎回マリオの後ろでちゃっかりポーズを決めるというお茶目な行動も見せる。リメイク作である『スーパーマリオ64DS』を除けば、これが彼にとって初めて正統な3Dアクションシリーズに出演を果たしたことになる。さらに、条件を満たすとプレイヤーキャラとしてルイージを使って銀河を駆け巡れるようにもなる。しかしシナリオはマリオのものと変わらないため、場面によってはルイージが同時に2人登場することとなる(ルイージ本人はそれを「よく似た人」としか思っていないため、あまり気に留めていないが)。

このように、ルイージは既に報われないキャラが公式設定となっているようで、任天堂もこの方向で作品作りを進めているようである。こういったゲーム内での印象強い設定・役回りが原因で、ネット上のゲーム系コミュニティではルイージが関与している話題になると、彼の存在を忘れていたり、否定しているかのように書き込まれることが多々あるが、これは彼のその位置付け・キャラ設定に悪乗りしてわざとそのように振舞っているだけであり、むしろ彼に対して好感を持っているといった意味合いが含まれている。

[編集] 関連キャラクター

マリオ
ルイージの双子の兄。ルイージは普通、マリオを名前で呼ぶが日本版のソフトでは「兄さん」と訳されている(英語圏の人は、兄弟でもお互い名前で呼ぶのが普通となっている)。
ピーチ
キノコ王国のお姫様で、基本的にマリオに救われる役だが、ゲームによってはルイージ主体でゲームを進めることでマリオではなくルイージに救われることになる。
クッパ
クッパ軍団の大魔王。毎度ピーチ姫をさらっていく彼はルイージにとっても宿敵である(クッパから見るルイージの価値観は作品によって異なる)。時には世界を守る為、一緒に冒険をする事もあった。
デイジー姫
サラサ・ランドのお姫様。マリオオープンゴルフにてルイージのキャディとして登場してから、「ルイージ&デイジー」というイメージが現れている。恋仲とも言われている(『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では世界観自体が違うものの、恋仲の設定で描かれている)が、真相は不明。
ワルイージ
ルイージのライバルとして『マリオテニス64』で登場。
キングテレサ
ルイージ初の主役作品『ルイージマンション』のラスボス。
ディメーン
ルイージが勇者の1人として登場した『スーパーペーパーマリオ』の敵キャラ。ノワール伯爵とあわせる顔が無かった彼をアンダーランド(いわゆる死後の世界であの世)へ送り出した張本人。彼自身もディメーンに対し対抗心を持っており(ルイージは「アイツを見てるとムショーにハラがたつんだよ!」と発言してるため、ミスターLの記録が少しばかりのこっているかもしれない)ストーリーの終盤ではディメーンの挑発に乗ってしまい、ルイージvsディメーンのタイマンを繰り広げ、最終的には洗脳され、ディメーンに取り込まれスーパーディメーンとなり世界を破滅寸前にまで追い込んだ。