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テンプレート:コンピュータゲームスーパーマリオ ヨッシーアイランド』は、任天堂から発売されたスーパーファミコン用のアクションゲームである。通称『ヨッシーアイランド』。

スーパーマリオワールド』の続編として位置づけられており、欧米版のタイトルは『Super Mario World 2: Yoshi's Island』である。

作品解説

当時プレイステーションセガサターンなど次世代機による3D表示のゲームが注目を集めていた中、手描きタッチで描かれたメルヘンチックなグラフィックや、オブジェクトの回転縮小などといった補助を行うスーパーFXチップの機能を活用したキャラクターのダイナミックな動きが話題を呼んだ。

1995年に発売という事で、『スーパーマリオブラザーズ』発売10周年に相応しいソフトになっている。

型番は「SHVC-YI」であり、最後に旧形式の型番を使ったソフトである。

2002年9月20日にはゲームボーイアドバンス向けに移植を行い、『マリオブラザーズ』のリメイク版をカップリングした作品が『スーパーマリオアドバンス3』のタイトルで発売された。『ヨッシーアイランド』の移植にあたってはスーパーファミコン版に存在しない新ステージが追加されている。

2007年3月8日、12年の歳月を経てプラットフォームをニンテンドーDSに移し、本作の続編である『ヨッシーアイランドDS』が発売された(なお北米地域では2006年11月13日に『Yoshi's Island DS』として発売された)。

ストーリー

赤ん坊だったマリオルイージの双子の兄弟は、コウノトリに運ばれて2人の両親の家に届けられようとしていた。ところがこの双子はカメ一族の魔法使い・カメックの占いによって、のちにカメ一族の脅威となる事が解った為、カメックはこの双子の赤ん坊を強奪しようと企んだ。カメックはコウノトリを襲いルイージを奪うことは出来たが、マリオはそのまま下へ落としてしまった。

マリオは運良くヨッシーたちの住む島「ヨッシーアイランド」に生息する1匹のヨッシーの背中に着地。そしてヨッシー達がこの赤ん坊についてどうしようかと会議しているところ、マリオが「あっち、あっち」と指差し始めた。そこでヨッシー達はルイージを救い2人の赤ん坊を無事に両親の元へ送り届ける為、マリオを交替で運びながらこの赤ん坊の指差す方向に向かい、冒険をすることになった。

概要

縦横スクロール式のアクションゲームで、強制スクロール式のステージもいくつか存在する。プレイヤーはマリオを背負ったヨッシーを操作して、6ワールド×8ステージで構成される48ステージを順番にクリアしていく。前作とされている『スーパーマリオワールド』のようにマップ画面から順路を選択し、好みのステージから攻略を始めるということはできない。各ワールドとも4ステージ目(砦)は中ボス、8ステージ目(お城)は大ボスとの戦闘が待ち構えており、他にも特定の条件(後述)を満たすことでプレイできるスペシャルステージが1つずつ隠されている。

主な攻撃方法は、マリオシリーズ特有の、「踏む」攻撃と、本作のオリジナルである「ヒップドロップ」と「敵を食べ、吐き出す、又は飲み込む」攻撃、そして「タマゴ投げ」である。タマゴは、タマゴブロックを叩いたり、ザコキャラを飲み込んだりして、最大6個(カギがあると5個)まで持ち歩く事ができる。このタマゴは投げる方向を決めれば、その方向に等速直線運動をし、壁や障害物に当たると3回目までは反射する。敵やブロックに当たった時は、割れてしまう。反射したタマゴや、ブロックから出てきたタマゴの中には、割れると中からアイテムが出てくる物もある。その他の攻撃方法として、アイテムのスイカを食べての「タネ攻撃」や、「攻撃」、「冷気攻撃」などがある。

ジャンプ中にBボタン(GBA版ではAボタン)を押しっぱなしにすることで、足をばたつかせて上昇効果が得られる「ふんばりジャンプ」をすることができる。敵を踏んでふんばるとジャンプ力を上昇出来たり、タイミング良く押せば何回もふんばりすることもできるため、従来のマリオシリーズよりも滞空時間が遙かに長くなった。この為、アクションにさらに幅ができ、非常に自由度が高くなっている。

マリオシリーズにある各ステージに設けられた時間制限が廃止された代わりに、ヨッシーが敵に触れると、マリオがシャボン玉に包まれた状態で空に浮かび、画面端でカウントダウンが開始される。この数字が0になると、マリオが敵に連れ去られてミスとなるため、急いでマリオを助けなければいけない(なお、助けられない状況の場合はミスをする方法しかない)。カウントは通常10から0まで行われるが、アイテムの「スターのお守り」を取ることで最高30まで増やすことができる。マリオを助けた時にカウントが10未満であった場合は一定期間が経過することでスターのお守りを取らなくても再び10に戻る。この体力ゲージと時間制限を兼ねたシステムのおかげで、針やトゲに当たったり、穴や溶岩に落ちたりする以外にはミスをしにくい作りになっている。残機数は3から始まり、残機数が1の時にミスをするとゲームオーバーとなる。ただし、セーブはステージのクリア毎に自動的に行われるため、ゲームオーバーになったステージの最初から再開することができる。

また、各ステージには、20枚の「赤コイン」と、5つの「スペシャルフラワー」が決まった位置に置かれていて、この赤コインの数(1枚1点)とスペシャルフラワーの数(1個10点)、そしてスターのお守りで増やした、カウントの数(1カウント1点)で、最高100点の点数がそのステージにつけられる。ちなみに最高点が30点未満のステージはマップ画面で最高点の点数表示のパネルの色が赤色(通常は緑色)になる(いわゆる赤点)

得点に関係なく次のステージ、ワールドに進む事はでき、100点のステージが1つもなくても、ストーリーをクリアする事自体は可能であるが、難易度の高いやり込み要素として、そのワールドの全てのステージで100点を記録すると、スペシャルステージと、何度でもプレイ可能なボーナスチャレンジが出現する仕組みになっている。

そのため、ただエンディングを観たいプレーヤーにとってもほどよい難易度でありながら、100点を狙うプレーヤーには難易度の高くなるゲームであるため、かなりバランスの取れたゲームとなっている。また、各ワールドでスペシャルステージを含む全9コースで100点を獲ることでオープニングに☆マークが現れる。全部で6つ出すにはかなりの時間と技術を要することになる。

スーパーマリオアドバンス3

基本的にはオリジナルと同じだが、各ワールドにはスペシャルステージの他にゲームクリア後に遊べるようになるひみつステージが追加され、総ステージ数が60になった。このひみつステージを含めた全ステージを100点でクリアすると「完全クリア」のムービーが流れる。なお、完全クリアまでにミスした回数はカウントされており、ゲームセレクト画面で6つの☆印の右にNo.(ミス回数)+1が表示される(ノーミスで完全クリアしたならばNo.1)。なおこの数字はベストスコアではなく新しい記録を出すと上書きされる(例えば1回目にNo.1を出しても2回目にNo.60を出せば後者が表示される)。

その他の変更点は、ヨッシーとヘイホーなどのボイスの追加と変更、ワールド毎の合計スコアによって人数が増えるようになったほか、ボーナスチャレンジは700点以上獲得すると出現するようになった(スペシャルステージの出現条件は従来通り)。また、マップ画面はGBAの画面比率に合わせるように一から作り直して一直線上の物に変更して、ステージ選択の他にワールド選択のマップが追加された。なお、オープニングタイトルから「スーパーマリオ」の表記が外れていて、リセットしなくてもゲームをいつでもやめてゲームセレクト画面に戻ることが出来る。

ステージ一覧

全ワールドともに4ステージ目は「砦」、8ステージ目は「城」となっていて、それぞれ最後はボスと戦う。なお、ひみつステージはGBA版で追加されたステージであり、ゲームクリア後にプレイ出来るようになる。

ワールド1

最初のワールドという事もあり、難易度は平易。しかし、ステージ2からワンワンによる足場の破壊、ヨッシー通過時だけに内部が現れる壁、モーフィングによる変身など、多彩且つゲームの終盤でも見られる多くの仕掛けが登場する。地形としては地上中心だが、洞窟も幾つか存在し、スペシャルコースに至っては洞窟内部に溶岩が溢れている。

1-1「たまごをつくって なげろ」
最初のステージだけあって難易度は低い。地下室では画面の外から出しても元の位置に戻らないワンワン岩も登場。
1-2「きょだいワンワンちゅうい」
ステージ序盤と終盤に落下ワンワンが登場し、足場を破壊してくる。モーフィングが初登場し、中盤はヘリコプターで進む。
1-3「プチパックンの どうくつ」
洞窟を進んでいく。ステージ名の通りプチパックンが多い。
1-4「ビッグドンブリの とりで」
最初のボスステージ。最初の部屋で天井裏に上がると近道ができコインも手に入るが、100点は取れなくなる。
1-5「ちくわゆか アスレチック」
強制スクロールが初登場するステージ。竹輪の様な形をした床が大量に設置されており、乗って数秒経つと勝手に沈んでしまう。
1-6「たけうまにのったヘイホー」
この洞窟は暗く、視界が狭い。
1-7「さわるとふらふらワタボー」
途中からワタボーが大量に出現する。ここではころがりくんを利用して無限増殖ができる。
1-8「ビッグスライムの おしろ」
ちなみにスライムは出現しない。
ひみつ1「おそらのうえでアスレチック」(GBA版のみ)
線リフトやうずまきリフト、落ちる床を中心としたアスレチックステージ。
スペシャル1「このバカイヌといわないで」
「このバカイヌ」とはポチのこと。ポチに乗らないと進めない箇所も多いが、ポチ自体が扱いにくい。

ワールド2

コース全体の長さが、ワールド1と比較すると長くなっているが、難易度自体はそれほど急激には変化していない。地形にも大きな変化はなく、主に地上を進むステージが中心である。

2-1「ノコノコとパタパタがいた」
ノコノコとパタパタが初登場するステージ。また(通常ステージの中では)ポチも初登場。さらに無敵マリオも初登場。
2-2「ミットさんと バットくん」
ミットさんとバットくんが初登場。一部のアイテムは彼らを利用しないと取ることができない。
2-3「つむじくんって どんなあじ」
前半は地上、後半は洞窟を進む。ステージ名の割につむじくんが出現するのは前半のみ。
2-4「びっくりテレサの とりで」
テレサはもちろんのこと、びょ〜んおばけやゆーれいヘイホー等のお化けが数多く出現し、雰囲気作りに一役買っている。
2-5「ジュゲムに きをつけろ」
ジュゲムがヨッシーを追いかけてくるステージ。
2-6「なぞときめいろ どうくつ」
その名の通り謎解きをしながら進んでいく洞窟ステージ。
2-7「かべあなから ジュゲム」
壁穴ジュゲムが初登場。また唯一デブホーが出現するステージでもあり、デブホーを飲み込んで出来る巨大タマゴを上手く使えば厄介な壁穴ジュゲムや無敵のカチカチ君も一掃出来る。
2-8「おせおせ! つぼおばけ」
即死トラップ・地形が多いのが特徴。
ひみつ2「おしろのなぞ?おうようへん」(GBA版のみ)
応用編だけあって、100点を取るには頭を捻らせる必要がある。
スペシャル2「いそげ!!ドキドキスイッチ」
スイッチを切らさないようにしながら進む。床が無いため、途中で時間切れになると落下して1ミスになるが、踏ん張りジャンプを繰り返すことでスタート地点まで戻ることも可能。

ワールド3

ワールド1、ワールド2とは打って変わって、地上ステージながら木々が生い茂るジャングルの中を進んで行く。ヨッシーの武器の1つであるスイカで攻撃してくるおさるさん、槍で武装し、踏み付け攻撃が効かないヤリホー及びヤリヤリダンサー、無敵であり、飲み込まれるとミスとなるノモズなど、個性的且つ強力な敵キャラが多数、新出する。

3-1「ようこそモンキーワールド」
おさるさんが初登場するステージ。
3-2「ようきなヤリヤリダンサー」
ヤリヤリダンサーが中心のステージ。おさるさんは登場しない。
3-3「ウンババのすむジャングル」
巨大なウンババが出現するため、玉子やスイカの種で引っ込めさせながら進んでいく。
3-4「ゲロゲーロのすむ とりで」
ボスステージ=「食道」「胃」「十二指腸」「小腸」「盲腸」「大腸」「直腸」
ここのボス戦のみ、ボスの部屋でなくヨッシーが縮小させられ前述のゲロゲーロの体内で戦う。
ヨッシーは胃で消化され、十二指腸で胆汁と膵液が降ってきて、小腸でヨッシーとマリオが吸収。
大腸で排泄物になる。盲腸に10回タマゴをぶつければ虫垂炎になる。
3-5「ジャングルのアスレチック」
前半は不安定な足場を崩しながら、後半はジャングルの中を進む。
3-6「ハリネズミの どうくつ」
スーパーハリマンネンが多く生息する洞窟。洞窟の中では、おさるさんは登場しない。このステージでは、砦・城以外では唯一クリアには鍵が必要となる。
3-7「おさるのすきな みずうみ」
ステージ後半にはノモズが生息しており、飲まれると即1ミスになってしまう。
3-8「ビッグパックンの どかん」
ボスステージだが、砦や城ではなく土管の中を進むことになる。足元には水が流れている。パックン系モンスターが全て出現するほか、土管ということで土管お化けや土管ジュゲムも出現する。ここの中間リングはボスの部屋よりもかなり手前にあるため、再チャレンジするのは面倒だが、ある裏技を使うことでボスを一発で倒すことができる。
ひみつ3「モーフィングでGO!GO!」(GBA版のみ)
モーフィングが全て登場する(機関車→潜水艦→モグラタンク→ヘリコプター→車)ステージ。
スペシャル3「もうやめて!おさるさ~ん!」
スイカで攻撃してくるおさるさんが多く登場。また、まともな足場が少ないにも関わらず、一定時間たつと画面外に消えてしまう赤コインを持ったプロペラヘイホーがリフトでの移動中に出現するなど、難易度は高い。

ワールド4

地形に統一性のあったワールド3から一転し、地上や洞窟のみならず、今後のワールドで頻出するようになるアスレチックステージが見られ始める。アスレチックステージでは、リフトやカウント床、時にはあほーどりやキラー等の敵キャラも活用しながら進んで行く空中ステージとなる。

4-1「マリオでGO!GO!」
従来のマリオシリーズを思い起こさせるかのように、クリボーやハナチャンが出現し、最後は無敵マリオで進むことになる。ここでも無限増殖が出来るが、1-7の方が確実。
4-2「かべあなジュゲムの ちか」
2-7の洞窟バージョン。ただしデブホーは出現しない。
4-3「カウントゆかアスレチック」
カウント床(乗るたびにカウントが減っていき、0になると消滅する床)が多く、迂闊なジャンプは命取りになる。ちなみにこのステージは終盤でコースが分岐し、ゴールも2つ存在する。
4-4「ビッグプチプチの とりで」
砦に入ると、右上・右下・左上・左下にそれぞれ扉があり、各部屋に1つずつ鍵が隠されている。真ん中の鍵付きの扉がボスの部屋に続いているが、ボスの部屋まで辿り着くには鍵が4つ必要(順不同)。ゆえにクリアするためには全ての扉を攻略しなくてはならない。ポイントは中間リングを上手く活用すること。
4-5「もってけ ワンワンいわ」
ステージの最初に置いてあるワンワン岩を運んでいくステージ。ワンワン岩がなくてもクリア可能だが、100点は取れなくなる。ここのワンワン岩は画面の外から出しても元の位置に戻らないため、途中で落とし穴に落とすと元に戻せない。
4-6「プクプクがいる みずべ」
プクプクが大量に出現するステージ。外観ではパタパタや竹馬ヘイホー、洞窟ではサンボフラワーやカニスキーが多い。
4-7「せんリフトでアスレチック」
線リフトが数多く登場する。
4-8「ビッグノコノコの おしろ」
アクションよりも謎解きの要素が強く、攻略する順番を考えないと先には進めない。
ひみつ4「テキをつかってきりぬけろ!」(GBA版のみ)
後述する「踏みつけふんばり」を駆使し、敵を踏みながら進んでいくコース。
スペシャル4「だっしゅつふかのう?めいろ」
数箇所に放置されている木箱を踏み台にすることで、空中に浮いている穴にも入ることが可能。このことに気付かないと本当に脱出不可能になってしまう。

ワールド5

ほぼ全てのステージが雪に覆われていたり、地面が凍っていたりする。また、雪が吹雪いているステージもあり、そのステージでは視界が悪い。また、スペシャルコースも含めてスキーで進む場所が数か所存在するが、スキーはジャンプの加減など、操作に慣れないと難しい。

5-1「ゆきの かみなりジュゲム」
かみなりジュゲムが邪魔をする。
5-2「スキーリフトで GO!」
後半はスキーリフトに乗って進む。
5-3「つるつる こおりのせかい」
後半はスキーで進むことになる。
5-4「ビッグけめくじの とりで」
ウンババリフトは唯一このステージにのみ登場。
5-5「あほーどりでアスレチック」
あほーどりが大量に出現する。単純に邪魔だが、場合によっては足場にすることもある。
5-6「おそらの くものうえで」
前半は強制スクロール。
5-7「せんリフトと おちるゆか」
前半は線リフト、後半は落ちる床がメインのアスレチック面。
5-8「ビッグキューちゃんのしろ」
キューちゃんやあほーどりが生息する城を、上へ上へと登っていく。ボス戦はボスの部屋ではなく宇宙が舞台となる。
ひみつ5「アイテムってべんり!!」(GBA版のみ)
ゴールはすぐそこなので、クリアするだけなら簡単だが、100点を取るためには各種スイカやかるがーも等のアイテムを駆使する必要がある。
スペシャル5「カメックの ふくしゅう!」
終始カメックが出現し、突進攻撃でこちらを邪魔する。中盤はスキーで、後半はヘリコプターで進む。非常に難易度の高いステージ。

ワールド6

ステージ全体が洞窟であったり、背景が夕焼けや夜であったりと、全体的に薄暗い作りのステージが殆ど。また、難易度も飛躍的に向上しており、最後のワールドに相応しい作りとなっている。

6-1「きょうふの ほねあほーどり」
骨あほーどりが出現する。あほーどりと違い背中には乗れず(乗ろうとすると羽が取れて骨あほーむしになる)、さらに爆弾を運んできたりもするため、鬱陶しいことこの上ない。
6-2「ボロドーだらけの どうくつ」
その名の通りボロドーが大量に出現するステージ。最後はパワフル赤ちゃんとなって長いトゲ床を一気に駆け抜ける。
6-3「かいてんまるたアスレチック」
回転する丸太が大量に存在するステージ。丸太は通常だと邪魔になるが、下から当たると大ジャンプができる。これを利用してボーナスステージに入ることも可能。
6-4「ビッグカチカチの とりで」
土管が大量に存在する広間が中心。ちなみにボスの部屋には5ポイントスターのハテナ雲が2つ隠されている。
6-5「すご~くなが~い どうくつ」
終始強制スクロールのステージ。ステージ自体かなり長く、即死地形の溶岩も多いため、難易度は高い。終盤はスクロールのスピードが上がる。
6-6「こわいこわい ちかのめいろ」
迷路を脱出するには鍵と床が必要。
6-7「すごくハードなアスレチック」
カウント床や線リフトなど、アスレチックの集大成といったステージ。
6-8「いよいよ クッパじょうだ」
最終ステージ。最初の部屋はヘリコプターにモーフィングしてカメックの突進攻撃やほねあほーどりを避けながら進む。次の部屋は4つのルートのうち1つをルーレットで決定して進む。最後の部屋はカメックの魔法攻撃を避けながら進む強制スクロール。
ひみつ6「はてしないヨッシーのせかい」(GBA版のみ)
難易度・謎解き・長さともにトップクラス。100点を取るためには様々な操作に精通していなくてはならない。
スペシャル6「おしろ けっさくしゅう?」
本当の最終ステージ。どかんおばけやぶーらぶらおばけという意外とやっかいな敵がいる。タマゴで破壊ができるトゲトゲが張り巡らされているところをリフトで通りぬけたりするなど難易度が高い構成となっている。最後は無敵のBGMが通常のBGMになっているなど、特別な要素が多い。

敵キャラクター

マリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオ ヨッシーアイランド」を参照

仕掛け

メッセージブロック
攻略のヒントになるメッセージを出す。たまに歌う。
タマゴブロック
下から叩くとタマゴを出す。緑色のものは無限に出てくるが、黄色と赤と光るものはブロック自体がタマゴに変化するため、1つしか取れない。
ジャンプ台
乗ってタイミング良くジャンプすると大ジャンプできる。小さいものと大きいものが存在する。
ハテナ雲
タマゴか敵キャラを当てるとアイテム、或いは階段やヒマワリの種(地面に落ちると発芽して茎が伸び、葉を足場にして上に登ることが出来る)等が出現する。中には隠れたハテナ雲もあり、ヨッシーが接触するかタマゴ等をぶつけると出現する。ワンワン岩を接触させる事でのみ出現するハテナ雲も存在する。
チューリップ
タマゴか敵キャラを入れるとお守りスターを8個吐き出す。既にスターが30ある場合はコインを出す。
スイッチ
踏むと一定時間、見えなかったコインや足場が出現したり、秘密の入り口に入れる。
木箱
中にアイテムが入っており、ヒップドロップで壊すことができる。一部では足場として使用する場所もある。
つぼ
花が生けてある赤い壷。高い所から落として割るとアイテムやカギが出てくる。何も出てこないつぼもある。
線リフト
乗ると線に沿って動き出す足場。線が切れているところに着くとそのまま落ちてしまう。リフトの色によって移動スピードが異なり、緑→黄→赤の順に速くなる。上方向に移動するリフトの場合、最も速い赤なら上昇中にジャンプすることで大ジャンプができる。
足こぎリフト
放射状に4方向に足場があり、ヨッシーの重心の方へ回転しながら進む。大きいものと小さいものがある。線のあるものはリフトの中心が線に沿って進む。線のないものは水平方向に進む。
うずまきリフト
渦巻きの描かれた丸い足場。乗るとワンワン岩のようにヨッシーの重心の方へ動き、線に沿って進む。
やじるしリフト
普段は回転しているが、乗るとその方向に移動する。向きを変える時はジャンプする等して矢印の向きを変えればよい。青い矢印のものは長い間乗り続けると消滅し元の位置に戻る。壁や天井に当たると向きが反射する。口に含むことができる。
矢印が2方向に向いているものは垂直か水平に動く。タマゴを当てると向きを変える事ができる。
やじるし雲
タマゴを当てると、タマゴが矢印の方向に飛んでいく。矢印の方向が時間と共に変化するものと、常に一定のものとがある。どちらのタイプも、1回使うと消える。
風船
下から浮かび上がってきて、ヨッシーの足場として利用出来る、大型の風船。ワールド4のステージ3では大量に出現し、ワールド5のステージ6では一度に1つずつのみ、ワールド6のステージ3では2つずつ出現する。
ワンワン岩
高い場所に登る為の足場にしたり、転がして敵を倒したり出来る。場所によっては厄介な障害物と化すこともある。画面から消すと最初に置いてあった場所に戻るタイプ(灰色)と、画面から消しても最後に置いた位置にとどまるタイプ(褐色)が存在する。
雪玉
雪のステージで登場。用途はワンワン岩と同様であるが、一定の大きさに達するまで転がす度に大きくなる。
ポチ
謎の犬。上に乗れば、トゲや溶岩といったヨッシーでは歩けない場所も平気で走ることが出来る。乗るとヨッシーの向いている方向に走り、行き止まりにぶつかるとジャンプする。但し、コントロールには慣れが必要で、これを使わないとゴールできないステージも存在する。

アイテム

タマゴ
基本的にはこれで攻撃する。ザコ敵を飲み込んだりタマゴブロックを叩いたりして入手する。投げる前に投げる方向のカーソルが表示され、投げるとその方向に向かって等速直線運動をする。壁に反射させるごとに緑から黄色→赤になり、舌でキャッチすることでゲット出来る。緑以外のタマゴは敵などに当てるとアイテムを出す。黄色はコイン、赤はスター2つ、赤く点滅しているものは赤コイン。最高6個までストックできる(カギの数も含めて最大6個)。
デブホーを飲み込むと、通常よりも巨大なタマゴができる。通常のタマゴのように飛ばして攻撃できないが、落ちた時の衝撃で画面上の敵全てをスターのおまもりに変える事ができる。
スターのおまもり
ダメージを受けた際の赤ちゃんのシャボン玉状態の時間を延ばす。最大30個まで貯められる。
コイン
100枚取ると1UP。タマゴやスイカの種でも取れる。
赤コイン
得点に加算される特殊なコイン。1ステージにつき20個ある。1個1点。普通のコインと見分けが付きにくいが、よく見ると普通のコインと逆に回っており、普通のコインよりわずかに赤みがかっている。見やぶり虫メガネを使うと真っ赤になり一目で分かる。敵が持っている赤コインは最初から真っ赤。
あるステージには21個以上存在するが、あくまでもカウントされるのは20個のみで100点満点を超えることは出来ない。
スペシャルフラワー
花。得点に加算される。1個10点。1ステージにつき5個あり、全て取ると1UP。ヨッシーが触れる以外にタマゴや敵、スイカの種を当てても取れる。
カギ
鍵のかかった扉を開ける為のもの。ステージのクリアに必要なタイプとミニゲーム小屋に入るタイプの2種類がある(外見上に違いはない)。
所持数はタマゴと一緒にカウントされる為、タマゴと含めて最大6個までしか持てない。
かるがーもの子供
ステージの随所で出現するかるがーもの親子。通常2体子供を連れていて、親の頭を踏むと子供を回収できる(親は逃げ出す)。基本的な使い方はタマゴと同じだが、タマゴと違って、投げると一定の円運動を繰り返し、それを取る事で何回でも使うことができるが、壁に数回反射させると消えてしまう。これの所持数もタマゴやカギと同様にカウントされる為、最大6個までしか持てない。
スイカ
緑、赤、青の3タイプが存在し、フィールドで口に含むことにより効果が発動する。
ミニバトルゲームやボーナスチャレンジでは、各色の元の3倍分の攻撃が出せる「スペシャルスイカ」を入手出来る(詳細は後述)。
緑のスイカ
スイカの種を30発発射出来る。但し、おさるさんが食べてそのままにした、いわゆる「食べかけスイカ」は10発しか発射出来ない。
赤いスイカ
火炎攻撃が3発出来る。但し、これで倒した敵は画面をスクロールし直すと再び現れる。氷ブロックを溶かすことができる。ボーボーヘイホーでも同じ事ができる。
青いスイカ
冷気攻撃が3発出来、敵だけでなく一部障害物(キラー砲台等)も凍結させることができる。凍らせた後触ると破壊でき、スクロールし直しても出現しない。
スーパースター
キラキラ輝く小型の星。取るとマリオが一定時間「パワフル赤ちゃん」に変身する。パワフル赤ちゃんは無敵で、ダッシュや壁登りといった独自のアクションを使用出来る。また、トゲ床も難なく歩くことができる。

スペシャルアイテム

ミニバトルゲームまたはボーナスチャレンジで入手出来るアイテム。ポーズ画面で、入手したアイテムを選択し決定すれば、選んだアイテムの効果を得られる。ボス戦では使用出来ないので注意。

10ポイントスター
使うとお守りスターを10個補充出来る。満タンの時は効果なし。
20ポイントスター
使うとお守りスターを20個補充出来る。満タンの時は効果なし。
いつでもタマゴ
その場でタマゴを最大数まで補充出来る。いっぱいの場合は効果なし。
どこでもPOW
使うと画面上の敵が全てお守りスターになる。
たっぷりハテナ雲
使うと画面上の敵が全てハテナ雲になる。ハテナ雲の中身は1UPか1コイン。しばらくすると消える。
見やぶり虫メガネ
取る前でも普通のコインと赤コインを見分けられるようになる(通常赤コインは普通のコインより僅かに赤みがかっているが、虫メガネを使うと真っ赤になる)。全てのコインを取る余裕がない時に便利。また、隠しハテナ雲が半透明で常に表示されるようになる。
スペシャルスイカ(緑)
スイカの種を90発発射出来る。
スペシャルスイカ(赤)
火炎攻撃が9発発射出来る。
スペシャルスイカ(青)
冷気攻撃が9発発射出来る。

モーフィング(変身)

特定のステージにあるシャボンに触れることにより、シャボンの中のものに変身する事が出来る。一定時間が経つ(この場合、変身した地点に戻される)か、変身すると出現する(一部出現しないステージもある)。ヨッシーブロック(ヨッシーの顔が書かれたブロック)に触れることで解除可能。ヨッシーブロックに触れて変身を解かないと先に進めないステージも存在する。ハテナ雲から現れるシャボンは一度変身を解くと現れなくなる。

ヘリコプター
十字キーで自在に空を飛べるようになる。攻撃は出来ず、敵に当たると急降下する。かなり高速で飛ぶことが出来るが、カメックには敵わない。
モグラタンク
土壁を掘ることができ、壁に張り付いての移動も出来る。攻撃は出来ない。
せんすいかん
潜水艦。水に潜ることが出来る。追尾機能がある魚雷で攻撃可能。ヘリコプター同様敵に当たると一気に沈んでしまう。
きかんしゃ
機関車。壁に描かれた線路が走れるようになる。攻撃は出来ない。線路を走っている間は、壁に描かれたらくがきヘイホーが襲ってくる(当たっても線路から外れたり、アウトになったりはしないが、少しの間動けなくなりタイムロスとなる)。
くるま
車(自動車)。車体を上げて敵をかわせる。また、壁に面している時にタイミングよく車体を上げると壁を登っていける。攻撃は出来ない。一番使用頻度が低く、SFC版ではたった1ステージのみのモーフィング。GBA版では前述の壁登りを使わないといけないところがある。

ボーナスチャレンジ

ゴールのルーレットでフラワーの所に止まると、以下の6つからランダムに選ばれた1つがプレイ出来る。また、隠しステージと共に、何度でも遊べるボーナスチャレンジが出現する。()内は出現するワールド。

カードめくり (1)
8枚のカードを好きなだけ選び、その間に出たスペシャルアイテムを全て貰う事ができる。真ん中の「せいさんパネル」を選ぶことでいつでも清算可能。カメックが出ると全てのアイテムを没収されてしまうが、これを最後まで残すとボーナスとして「10UP」に変化する。
スクラッチ (2)
7枚の内3枚を削り、出たマリオの数によりUP数が決まる。最大5UP。
くじびき (3)
6枚の中から1枚だけ選び、そこから出たスペシャルアイテムを貰える。カメックはハズレ。
カードあわせ (4)
16枚(8ペア)の神経衰弱ゲームで、ペアが出来たスペシャルアイテムを全て貰える。お手つきは2回まで。最初に全てのカードの中身を見ることが出来る。最後になったペアは、元が何であろうと「10UP」に変化する。
ルーレット (5)
残機の中から好きなだけ賭け、「+、×」「0-3までの数字」が書かれたルーレットを止め、{「賭けた数」「出した符号」「出した数字」}の結果が返ってくる。「×」「0」が出て賭け機が没収されることもある。
スロット (6)
3つのリールを止め、出たものによりUP数が決まる。

ミニバトルゲーム

特定のステージにある屋根の付いたカギ付き扉を開けるか、下記の「テクニック」中のコマンドを入れることによりプレイ可能なミニゲーム。ヨッシーとボロドーが様々な条件下で対戦するバトルで、(VS.2P)と付いてないものは、勝つとスペシャルアイテムがもらえる。扉の方はボーナスチャレンジとは違い、場所によって出来るものが決まっている。また、この屋根付きカギ扉はSFC版では1度入ると勝敗に関係なく、もうその扉には入れなくなるが、GBA版だと何度でも入れる。

フウセンなげバトル-4
徐々に膨らんでいくフウセンを渡し合い、フウセンが割れた時に手に持っている方の負け。画面の上に出ているコマンド4つを入力する事で、相手にフウセンを渡すことが可能。コマンドを間違えたり、制限時間内に入力できなかったりすると最初から入力し直しとなる。
フウセンなげバトル-4(VS. 2P)
フウセンなげバトル-4の2P対戦型。
フウセンなげバトル-5
フウセンなげバトル-4とほぼ一緒だが、入力するコマンドが5つに増えている。
フウセンなげバトル-6
フウセンなげバトル-4とほぼ一緒だが、入力するコマンドが6つに増えている。
フウセンわりバトル
フウセンをヒップドロップで割り、「当」の文字(GBA版では星マーク)が入っているフウセンを当てた方の勝ち。
スイカ たねはきバトル
対戦格闘ゲームのようなミニゲーム。スイカの種を吐き合い、相手の体力ゲージを無くした方の勝ち。相手(ボロドー)はスイカを取る時と攻撃の時以外は背景に隠れている。種を4回当てられると負ける。時々出る赤スイカは、射程が短いものの威力は普通のスイカよりも高い。
スイカ たねはきバトル(VS. 2P)
スイカ たねはきバトルの2P対戦型。CPUと異なり、ボロドーは背景に隠れる事は出来ず、またヨッシーと異なり上方向には攻撃出来ず、さらに緑のスイカによる攻撃回数が少ない等、2P側の方が不利になっている。
コインひろいバトル
左右に動く砲台から出るコインを多く取った方の勝ち。舌でコインを取れたり、ふんばりジャンプができたりなどヨッシーの方が断然有利。

テクニック

(一部を除き)クリアに必須ではないが、知っていると便利なテクニックを紹介する。なお、これらのテクの名前は正式な名称ではない。

上舌のばし
十字キーの上を押しながらYボタンを押すと、舌を上に伸ばすことができる。
上タマゴ投げ
十字キーの上を押しながらAボタンを押すと、タマゴ投げの照準カーソルが真上で固定される。
踏みつけふんばり
敵を踏んづけてからBボタンを押しっぱなしでふんばりすると、通常よりもかなり高くジャンプできる。踏んでダメージを受けない敵なら基本的にどの敵でも使えるが、あまり動かなかったり動きを読みやすい敵(ヘイホーやキラー)や、空中にいる敵(ターくんやパタパタ)等が使いやすい。因みに、ミットさんが投げたタマゴを下から当てられても同様の効果があるが、狙うのはかなり難しい。尚、このテクは、ひみつ4「テキをつかってきりぬけろ!」で必須である。
スター生産
赤いタマゴを割るとお守りスターが2個出てくることを利用したテク。100点でクリアしたいがスターが足りず、スペシャルアイテムのお守りスターもない時に緊急避難的に使う。用意するものは、
  • A、普通の緑のタマゴ
  • B、適度な高さで平らな天井と床
  • C、タマゴを割るところ
である。AとBは確保しやすいが、Cはあまり多くない。具体的に挙げるなら、ハテナ雲、スペシャルフラワー、メッセージブロック、一部の敵(ヘイホー、パックンフラワー、カチカチくんなど)であるが、ほとんどのものは1回当てると消えてしまうのが難点である。ヘイホーが無限に出てくる土管があればAとCは確保できるので成功しやすい。Bは平らな壁と地面があれば代用できるが、少し難しくなる。
やり方は、
  • 1、Bの場所で十字キーの上を押しながらタマゴを投げ、
  • 2、2回反射させて赤いタマゴにしてから舌でタマゴをキャッチ、
  • 3、Cの場所で赤いタマゴを割る
である。
ノコノコを飲み込む
ノコノコは普通飲み込めないが、1回踏みつけると本体と甲羅に分かれる。本体は飲み込んでタマゴにすることが可能で、飲み込んだノコノコはスクロールし直しても復活しない。
全てのミニバトルゲームを一時的に出現させる裏技
ステージ選択画面で、どの位置でもよいのでセレクトボタンを押しながらX・X・Y・B・Aの順(GBA版ではL・L・B・A・Rの順)に入力すると、ファンファーレと共にミニバトル選択画面が出現する。ミニバトル終了後は普通のマップに戻るが、またコマンドを入力すれば、何回でもできる。
無限1UP
本作でも無限1UPが可能である。方法としては、基本的にヘイホーが出てくる土管付近で行う(この際、持っているタマゴのストックに1つ以上の空きが必要)。具体的にはころがりくんを土管付近に置くか、ノコノコの甲羅を土管に向けて蹴るなどといった方法が挙げられるが、前者のほうが序盤でできる上簡単である。999まで増殖できる。なお、128以上の増殖が可能となった作品は本作が最初である。

外部リンク

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