マリオペディア
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スーパーマリオブラザーズ』 (Super Mario Bros.) は、1985年9月13日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータアクションゲーム。「スーパーマリオ」「スーマリ」「マリオ1」「初代」「初代マリオ」「SMB」「SMB1」などと略される。

概要[]

スーパーマリオシリーズの記念すべき第一弾にしてファミリーコンピュータブームの火付け役、横スクロールアクションゲームの金字塔といえる存在。『ドンキーコング』『マリオブラザーズ』で主人公を演じたマリオの大出世作で、ピーチクッパクリボーキノピオハテナブロックスーパーキノコなどシリーズを象徴する要素の大部分が本作で形成された。

開発の経緯[]

ファミリーコンピュータやアーケードゲームで培ってきた技術を総動員させた「ファミコンの集大成」をコンセプトに制作された作品。『ドンキーコング』『ドンキーコングJR.』『マリオブラザーズ』のジャンプアクションとアスレチックステージ部分、『デビルワールド』で実現した大きなキャラクターの操作、『エキサイトバイク』で実現した画面スクロールなど、各作品で生まれた技術をパズルのように組み合わせて一つの大きな作品にするということが開発の目標となった。翌年にファミリーコンピュータ ディスクシステムの発売が控えていたこともあり、カセットでなせる限界を目指した作品でもあった。

宮本茂の「大きいキャラクターが結構広いコースを跳ねまわるゲームが作りたい」という考えが大きく反映されていて、開発の初めはその部分のみを開発しており16×32ドットの四角形が画面を右往左往するという状態であった。手塚卓志が当時の部長にファミコンの売り上げを見せてもらったところ、『マリオブラザーズ』が時期を問わずコンスタントに売り上げを伸ばしており「マリオはけっこう人気なんだ」ということを宮本に話し「やっぱりマリオがよさそうやね」という方向でキャラクターがマリオに決定された。

このため開発初期には大きいマリオ(スーパーマリオ)しか登場していなかったが、宮本、手塚とプログラムを担当したSRD中郷俊彦による開発会議の中で「マリオが大きいのでコースが少ししか見えない」「画面を引くとコースの先がより見えやすくなるが、そのぶんマリオは小さくなってしまう」という話が上がり、その際に中郷が「小さいマリオを出すのも面白いんやないか」という提案をし、そこから「小さいマリオは一撃でミスだが大きいマリオは小さくなるだけで済む」といった要素が一気に上がり決定された。そして初めは小さいマリオが大きくなるので「スーパーマリオ」と呼ぶようになった。

これは以降のシリーズでも共通するが、最初のコース(1-1)は一番最後に作られた。

ストーリー[]

さらわれてしまったキノコ王国のお姫様ピーチ姫を助けるため、 クッパ城目指して、マリオブラザーズが大冒険! このアドベンチャーをクリアできるのは、あなただけ。

公式サイトより抜粋

ゲーム内容[]

主人公のマリオ(もしくはルイージ)を操作して画面を右に進んでいき、コース右端にあるゴールポールまたは斧に触れればステージクリアとなる横スクロールアクションゲーム。レンガブロックハテナブロックを叩くと出現するアイテムのスーパーキノコを取得すると、小さいマリオが大きくパワーアップし、それまで破壊できなかったレンガブロックを破壊できるようになる。4コースずつで構成されたワールドが全8面の32コースが存在し、一部のステージに隠されたワープ土管を使用するといくつかのコースを飛ばして先に進むことができる。

登場キャラクター[]

味方キャラクター[]

マリオ
主人公。プレイヤー1が操作する。
ルイージ
準主人公。2人プレイ時、プレイヤー2が操作する。
キノピオ
ワールド1~7の城でとらえられている。
ピーチ姫
ワールド8の城でとらえられているキノコ王国の姫君。

敵キャラクター[]

登場要素[]

アイテム[]

コイン
ステージ上に直接配置されているほか、ブロックを叩いても出現することがある。1枚で100点、100枚集めると1UP(残り人数が1人回復)しカウンターが0に戻る。
スーパーキノコ
特定のブロックから出現。チビマリオの状態で取得するとスーパーマリオにパワーアップする。
ファイアフラワー
スーパーキノコが出現するブロックを、スーパーマリオの状態で叩くと出現。"スーパーマリオが取得すると"ファイアマリオにパワーアップし、ファイアボールで攻撃できるようになる。
この作品ではチビマリオの状態で取得してもスーパーマリオにしかなれない。
スーパースター
取得すると全身が光りだし無敵状態となる。
1UPキノコ
隠しブロックや叩きにくい位置の特定のブロックから出現。取得すると1UPする。

移植・リメイク[]

スーパーマリオブラザーズ - 1986年2月21日 - ファミリーコンピュータ ディスクシステム
ディスクシステムのローンチタイトルのひとつであった。
VS.スーパーマリオブラザーズ - 1986年- アーケードゲーム
オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ - 1986年 - ファミリーコンピュータ ディスクシステム
ラジオ番組『オールナイトニッポン』とのコラボレーションによる特別版。
スーパーマリオコレクション - 1993年7月14日 - スーパーファミコン
ファミコン10周年を記念し、ファミコンで発売された『スーパーマリオブラザーズ』『2』『3』、『USA』をまとめてリメイク。
Super Mario All-Stars + Super Mario World - 1994年11月 - SNES
スーパーマリオブラザーズデラックス - 2000年3月1日 - ゲームボーイカラー
本編をクリアすると『スーパーマリオブラザーズ2』も遊ぶことができる。
ファミコンミニ01 スーパーマリオブラザーズ - 2004年2月14日、2005年9月13日(20周年記念に再販) - ゲームボーイアドバンス
画面解像度が違うため、若干キャラクター等の大きさが違う。
バーチャルコンソール スーパーマリオブラザーズ - 2006年12月2日 - Wii
大乱闘スマッシュブラザーズX - 2008年1月31日 - Wii
「名作トライアル」として、時間制限付きでバーチャルコンソール版が遊べる。
スーパーマリオコレクション スペシャルパック - 2010年10月21日 - Wii
25周年記念で発売された、『スーパーマリオコレクション』の移植。
スーパーマリオブラザーズ25周年バージョン 2010年11月11日 - Wii
スーパーマリオ25周年仕様のWiiに内蔵。バーチャルコンソール版をベースに、ハテナブロックが「25」となるなど、一部デザインが変更されている。ゲーム内容は同じ[1]
バーチャルコンソール スーパーマリオブラザーズ - 2012年1月5日 - ニンテンドー3DS
バーチャルコンソール スーパーマリオブラザーズ - 2013年6月5日 - Wii U
バーチャルコンソール スーパーマリオブラザーズデラックス - 2013年12月18日~2014年1月24日 - ニンテンドー3DS
『ニンテンドーネットワークID 登録♥感謝キャンペーン』で、ニンテンドー3DSのニンテンドーネットワークID登録者限定で無料配布された。後に有料一般販売も行うとしていたが、することはなかった。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U - 2014年12月6日 - Wii U
「名作トライアル」として、時間制限付きでバーチャルコンソール版が遊べる。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ - 2016年11月10日
ファミリーコンピュータ用ソフトが30タイトル収録された小型ゲーム機。『スーパーマリオブラザーズ』を収録。
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online スーパーマリオブラザーズ - 2018年12月2日 - Nintendo Switch
Nintendo Onlineに加入している間は無料で遊ぶことができる。
スーパーファミコン Nintendo Switch Online スーパーマリオコレクション - 2020年9月3日 - Nintendo Switch
スーパーマリオブラザーズ 35 - 2020年10月1日~2021年3月31日 - Nintendo Switch
35人で敵キャラを送り付けあうバトルロイヤル式『スーパーマリオブラザーズ』。期間限定タイトルで、現在は遊ぶことはできない。
ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ - 2020年11月18日~2021年3月31日
スーパーマリオブラザーズ35周年の期間限定販売。

関連作品[]

任天堂発売[]

※1-1、1-2を再現した作品に関してはW1-1 (SMB1)W1-2 (SMB1)の記事参照、本作のドット絵のマリオやルイージが登場する作品はドットマリオドットルイージの記事を参照。

ペーパーマリオRPG
ハナハナ村にいる子供のキノピオがファミコンのオススメゲームとして本作を勧めてくる。
マリオ&ルイージRPG / マリオ&ルイージRPG1 DX
コッキョージャンプの背景が本作のゴールを再現したもの。
テトリスDS
ゲームモード「スタンダード」は本作がモチーフのデザイン。
TETRIS 99
本作をモチーフにしたスキンが存在。

その他の媒体[]

ニンテンドーミュージアム
2024年に完成予定の資料館。上から見ると本作のハテナブロックのドットデザインが描かれている。

余談[]

  • 2021年7月10日放送の『99人の壁 ヒーロー&ヒロインスペシャル』の問題として、同番組司会の佐藤二郎が本作のステージ1をクリアするタイムを予想するというものが出題。解答者の浅香唯は1分45秒、三代川正は2分30秒と予想し、佐藤二郎のクリアタイムは4分22秒だった。また、その後も同作のゴールポールの模様を答える問題、『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』を答える問題、ノコノコを答える問題の画像出典などで本ゲームの映像が使用された。

注釈[]

外部リンク[]

公式サイト[]

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